Binance(バイナンス)を利用していて、やたらと送金に時間がかかると思ったことはありませんか?
送金に何十分もかかっていると、正確に処理されているのか不安になってしまいがちです。
また、送金に時間がかかっていては投資へのやる気が削がれてしまうでしょう。
しかし、送金処理の遅さはバイナンス側の問題ではない可能性があります。
そこで、今回の記事ではバイナンスの送金にかかる時間を紹介するとともに、送金時間を短縮させるための方法を2つ紹介します。
送金が反映されない場合の対処法も紹介していますので、バイナンス利用時には参考にしてください。
目次
Binance(バイナンス)の送金にかかる時間は?
バイナンスの送金にかかる時間は、ビットコイン(BTC)の送金で45分程度かかるといわれています。
そもそも送金にかかる時間はバイナンス側のシステムというよりは、仮想通貨のブロックチェーンシステムに依存しています。
そのため、仮想通貨の種類によって送金が遅い場合や早い場合があるでしょう。
仮想通貨を運営しているリップル社が公表しているデータによると、主要仮想通貨の送金にかかる時間は以下の通りです。
仮想通貨の種類 | 送金にかかる時間 |
---|---|
ビットコイン(BTC) | 45分 |
イーサリアム(ETH) | 4.49分 |
ビットコインキャッシュ(BCC) | 60分 |
ライトコイン(LTC) | 12分 |
リップル(XRP) | 3.3秒 |
以上のように仮想通貨の種類によって、送金にかかる時間はかなり異なります。
ブロックチェーンが混雑する時間帯に取引をおこなうと、さらに時間がかかるでしょう。
場合によっては、送金だけで1時間以上かかるのもありえるということは念頭においてください。
Binance(バイナンス)で送金時間を短縮するためには?
ではバイナンス(Binance)で送金時間を短縮するためにはどのようにすればよいのでしょうか?
ここではバイナンスの送金時間を短縮するための方法を2つ紹介します。
明日から簡単にできる方法も記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
送金時間が短い仮想通貨を送金する
他の取引所やMetamaskなどのウォレットに送金する際には、送金処理が早い仮想通貨を送金するようにしてください。
仮想通貨は採用しているブロックチェーンごとに送金処理能力が異なります。
例えば、ビットコイン(BTC)は1秒間に16のトランザクションしか処理できません。
一方で、リップル(XRP)は1秒間で1,500ものトランザクションを処理できます。
つまり、リップルはビットコインに比べて、約90倍もの早さで送金できるということです。
そのため、バイナンスで送金時間を短縮したい際には、リップルなどの送金処理能力が高い通貨を送金するのがおすすめです。
リップルなどの仮想通貨を購入する際にはまず入金する必要がありますので、こちらの記事を参考にしてください。
混雑時の送金は避ける
送金処理能力が高い通貨を持っていない場合、バイナンスで仮想通貨を交換しなければいけないため手間がかかります。
仮想通貨を交換するのが面倒だという方は、ブロックチェーンの混雑時間を避けて送金するようにしましょう。
例えば、14時〜18時などに取引するとスムーズに送金できるかもしれません。
なぜならアメリカ時間の深夜に該当するからです。
深夜であれば、取引する方も少ないことが予想されますので、ブロックチェーンが混雑していない可能性があります。
しかし、仮想通貨取引は原則24時間できますので、深夜であってもブロックチェーンが混雑する可能性はゼロではありません。
Binance(バイナンス)の送金が反映されないときの対処法は?
ここではバイナンス(Binance)の送金が反映されない場合の対処法を紹介します。
バイナンスのアカウントがあればできる対処法も記載していますので、なかなか送金されない場合は参考にしてみてください。
バイナンス内の送金状況を確認
送金がなかなか反映されない場合はバイナンスの送金状況から確認しましょう。
バイナンスで送金状況を確認するためには、メニューから「ウォレット」を選択します。
すると、「ウォレット概要」が現れますので、そのままクリックしてください。
以下の画面に移行します。
右上にあるウォレット履歴をクリックすれば、送金状況を確認できます。
ステータスが「処理中」であれば送金中ですので、数十分程度待ってみましょう。
送金が完了すれば「完了」と表示されています。
ブロックチェーンの状況を確認
なかなか送金が確認できない場合は、ブロックチェーンが混雑している可能性があります。
1時間以上経過しても送金されない場合は、ブロックチェーン自体の状況を確認してみましょう。
ブロックチェーンの状況を確認できるツールとして、「BTC.com」というツールが存在します。
BTC.comではトランザクションIDを入力することで、取引状況を確認可能です。
バイナンスでトランザクションIDを確認するには、ウォレット履歴より「TxID」の部分がトランザクションIDに該当します。
バイナンスのサポートに問い合わせ
送金処理が数日経過しても完了しない場合は、バイナンスのサポートに問い合わせてみましょう。
バイナンスのホーム画面右下にある「黄色い吹き出し」がバイナンスのサポートに対応しています。
まずは黄色い吹き出しをクリックしてください。
すると、下図のような画面が表示されます。
チャットで入力する場合とFAQから回答する場合がありますが、どうしても手に負えない場合はチャットで質問してみましょう。
カスタマーサポートが割り当てられれば、質問に対して返答してくれます。
ただし、質問の回答が必ず日本語で返ってくるわけではない点は注意してください。
バイナンスは世界規模の取引所ですので、希望した言語で返信がこない場合があります。
もし希望しない言語で返信がきたら、ブラウザの翻訳機能などを利用しましょう。
まとめ
世界トップクラスの仮想通貨取引所のバイナンスであっても、送金には時間がかかるものです。
どうしても送金の時間を短縮したい方は、送金処理能力の高い通貨で送金するようにしましょう。
また、送金処理が終わらない場合も慌てる必要はありません。
まずはトランザクション状況を確認してみたり、ブロックチェーンの状況を確認してみたりしましょう。
もし数日以上経過しても送金が完了しない場合は、カスタマーサポートに問い合わせてみるのも1つの手です。